株式市場にて、材料が発表されると、好材料であれば株価は上昇し、悪材料であれば下落
するのが一般的とされてます。しかし、場合によっては好材料が発表されたにもかかわらず、
株価が大きく下落してしまうこともございます。
こうした状態を材料で尽くしといい、好材料が発表される前に、市場での予測が広がったこと
を受けて株価が上昇し、好材料発表により利食い売りがでることで株価は下落します。
いわゆる織り込み済みの状態であることから、株式を買う場合は、よほどの好材料が出た
場合をのぞいて、好材料が発表されたことを受けて上がったところを買うのは、大きく下落
する場合が少なくありませんので、この点に関しては十分注意が必要です。
面白いことに、悪材料が発表された場合も同じようなことがいえ、悪材料で、売られて下げ
ることがあっても、その後すぐに値を戻すことが少なくありません。
こうしたことから株式市場で発表される好・悪の材料によって投資判断を下すよりもトレンド
を見極めることが重要です。もし、上昇トレンドにあるならば押したところを拾えばよく、また、
反対に下降トレンドにあるならば、戻ったところを売っていけばよいことになります。
とにかく株式市場が大きく低迷しているときにはファンド筋をはじめとして大きなポジション
を抱えている機関投資家が売り抜けられませんので色々な手を仕掛けてきます。
うかつに乗ってしまうと大きな痛手を被ることになります。相手は個人投資家をカモにして
自分立つの思い通り相場をコントロールしようとするわけですから十分注意が必要です。
PR
