過去数年間で大手企業の不祥事が多数露出することになったわけですが、職に関する
問題は本当に下手すると命にかかわる危険性があるのでメディア報道によって一般の
方々の捉え方もシビアなものが多いのが特徴です。
なので、テレビや新聞などで大きく取り上げられると容赦なく当日は売られることになり
ます。真相がはっきりするまでの数日間は本当に暴落が続きます。
しかし、
株式投資にかぎらず投資の世界では価格が永遠に下がり続けるということはない
ので、必ず底を打って企業の本来の価値にあった
株価に戻します。この間を狙って投資
することでかなりの利益を手にすることができます。
かなり前のはなしですが、大手菓子メーカーの不二家が製造工程のずさんさが明るみ
になると大きく暴落することになり、100年に渡る親族経営が崩壊においこまれました。
しかし、その後に技術支援を行っている製パン最大手の山崎製パンが、不二家と資本
および業務提携に踏み切る方針を固めたことが発表されると
株価は戻し始めます。
この当時、山崎製パンは不二家の増資を引き受け筆頭株主になるとともに、洋菓子の
生産や商品の販売で相互に提携することになったわけです。
期限切れ原料の使用問題が発覚して以降、顧客離れが深刻化していた不二家は実質
山崎パンの傘下に入り、本格的に
経営再建を図ることになったのです。
捨てる神あれば拾う神ありというわけではありませんが、企業の不祥事はけっして許さ
れることではありませんが、
投資機会としては有効です。
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