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株式投資が分かる会社四季報活用入門





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1株益で割安銘柄を探す方法について


営業利益から財務活動など本業以外に普段行っている活動からの損益を加減し
て計算したものを経常利益といいます。そして、その経常利益に特別損益を加え、
税負担などを引いたものが最終利益となります。



また、では利益と表記されております。一方利益に関しましては今後
将来的に企業が安定して成長することができるか図る重要な指標です。



続いて特別損益についてですが、例えば本業以外で投資目的で行なわれた不動
産投資などによる土地売却益や工場設備の廃棄損などの損益を計上したもので、
ここから実際に払った法人税などを引きます。



税効果会計といって、税法上の所得と会計上の利益の間にある期間的ズレを調整
することをいいます。そして、その税効果を考慮し、少数株主損益を控除したものが
最終利益となり、これを発行済株式数で割ったものが1株益となります。



一株益はPER(株価収益率)の計算にも使われます。株価に直結するので、
割安度の判断材料とされていますのでブレが少なくすみます。



一つの指標だけで割安かそうでないかを判断するのは非常に危険ですので、必ず
複数の指標を用いた上で多方面から割安株か否かを判断すべきです。



こうした指標の見方に関しまして株式投資以外にもREITなどの不動産投資信託
の分野にも役立ちますので、投資判断に活用していただければ幸いです。
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