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株式投資が分かる会社四季報活用入門





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企業の財務状況をしっかり確認する


株主資本は株主から集めた資金である資本金や利益の蓄積などが
中心で、借入金や社債などと違い、金利のかからない資金です。



この株主資本が企業全体の資産のうちどれだけあるかを示す指標が
株主資本比率(株主資本÷総資産×100%)です。



株主資本比率は財務の健全性を表す指標です。財務状況が必ずし
も良い企業の株が上がるわけではありません。



業績が回復し、財務状況が健全化に向かっている企業に投資が集ま
ることも少なくありません。しかし、財務状況が全くといってよいほど、
健全化に向かっていない企業に投資しては痛い目にあうだけです。



それよりも、パッと見で健全な状態にあるか分る方がリスクも抑える
ことができます。基本的に株主資本比率は高いほうが健全といえま
すが、90%を超えるような場合は逆に注意が必要です。



本当に収益力が高く財務体質がいいのか、ただ投資を迎え利益の留
保を優先してきたのかを徹底して見分ける必要がございます。そして、
企業の健全性を見る時に注目したいのが有利子負債です。



借り入れ金に社債・転換社債などを加えたもので、金利を支払う負債
です。事業拡大に借入金はつきものですが、身の丈以上の借入金は
企業の収益を圧迫する大きな要因となるだけです。



これらは売上高との比較や総資産に占める割合を目安にし、業種に
よる違い多少はありますが、有利子負債が売上高に匹敵または超え
る場合は過大といえますので注意が必要です。
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