情報が伝播するスピードが日増しに速くなっているため、新聞の記事
が遅く感じる方も少なくないのではないでしょうか？。このため日経新
聞の利用価値も年々下がっているように見受けられます。
しかし、だからといって日経新聞が投資する上で役に立たなくなった
とは思いません。銘柄を選ぶにあたり参考になる情報が沢山網羅さ
れています。意外に役立つのが産業景気予測です。
産業景気予測では各業種ごとの景況感に関する記事が記載されて
いるのですが、非常に見やすく分りやすいのが特徴です。
今後の展望が明るい業種に関しては晴れマークが表示されています
ので、まさにお天気予報感覚で業種の先行きが分ります。
世界的な金融危機により景気後退局面入りした今では業種全体で
先行きが明るいところは皆無に近いでしょう。
しかし、景気が後退することで浮上する業種もあります。個人で業種
全体の動きを量るのは難しいので産業景気予測は本当に役立ちます。
業種の動きをしっかりと把握した上で銘柄を分析した方が地に足が着
いた状態で分析することが出来ますので適切な投資判断が下せます。
銘柄を選ぶにあたり多くの方が単純に今後動きがありそうな銘柄を選
ぼうとしますが、業界全体の動きを無視して個別銘柄を調べて投資し
ても中々思うように相場は動きません。
ですので、先に業種の景況感を把握した上で、その中から銘柄を選ぶ
方が遥かに効率的ですし、有効な投資手段だと思います。
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