株主資本を構成する基本は
資本金です。
会社の事業の元手になります。
しかし、株主にとっては
資本金額よりも、
資本剰余金(
資本準備金)や、
利益剰余金等を含めた株主資本全体の額が重要だといえます。
業績が好調な会社は年々の利益から
配当や
役員賞与などを引いた
利益を
利益剰余金として積み上げるため、株主資本が厚くなります。
連結決算の場合、
連結余剰金計算書にまとめられています。
前期末の
利益余剰金に対し今期の利益や配当や役員賞与、子会社の異動
による余剰金の増減について計算します。
そして、今期の利益剰余金がどうなっているかが明確になります。
もし、利益剰余金が
赤字(
連結欠損金)なら、過去の利益の業績がない状態
ですから
財務状況が極めて厳しい状態にあります。
ただ、連結の利益剰余金が赤字でも、それを子会社が抱えているのか、親会社
が抱えているのかわかりません。
さらに単独の
決算短信「
利益処分案」の
次期繰越利益を見る必要がございます。
これも赤字(
繰越損失)の場合は要注意となります。
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