レーティングとは、企業の収益予想や成長性などのファンダメンタル分析をもとに、テクニカル
分析やマーケット情報などを独自にアナリストが個別銘柄の
株価判断を行なうことです。
こうした、分析結果を証券会社やその他の機関を通じて投資家に示す基準で、相対株価評価、
株価格付けともいいます。よく、市場では「Y社のレーティングを引き上げられた」「V社のレーテ
ィングが引き下げられたことで、大きくうられました」と、いったことが頻繁に報じられます。
一般的なレーティングの基準としては当該銘柄の株価が今後6ヶ月間の間に市場平均に対し、
10%超上回ると判断する場合には、「1」もしくは「A」と評価されます。
そして、プラス・マイナス10%の範囲の場合ですと、「2」もしくは、「B」となり、10%以上下回る
なら「3」もしくは「C」と評価されることになり、会社によって表記が異なる場合があります。
ここで注意しなければならないのは、レーティングにより、企業を「良い」「悪い」もしくは「買い」
「売り」と、いったように投資判断を下す為の材料ではありません。
たとえ、成長力が高く、業績が良くても、市場に株価が買われ過ぎることにより、レ-ティングは
引き下げられることになります。そして、レーティングが仮に「1」であった場合であったとしても、
相場全体が下落すれば、その株も下がることが多いようです。
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