株式市場において一般的にTOB(株式公開買付)や敵対買収をかけ
られますと、その会社の株価は上昇します。
お金の殖やし方・守り方
一方、狙われてしまった会社のほうは、買収を仕掛けてきて会社に株
を売らせないように、必死に株主に働きかけて増配などで対応します。
狙われやすい、企業の特徴としてまずあげられるのが、キャッシュが
潤沢にある企業です。実際にこうした企業の50%以上の株式を持て
ば事実上買収先の会社を支配出来ます。
そして、以下が企業買収の価値を求める指標の算出方法です。
実質現預金 ÷ 株式時価総額 = 企業買収価値
繰り返しになりますが、企業買収は極端な話、もし買収資金に余裕が
あれば、市場に流通している株式をすべで購入すればよいわけです。
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また、そのさいの必要額が株式時価総額ですが、一般的にはどんな
優良な企業でも有利子負債がございます。
ですので、買収したさいには、有利子負債も一緒についてきますので、
現金が有利子負債を上回れば、買収したじてんで回収出来ます。
こうしたことから、買収して尚かつおつりがくる方が得なわけで、上述
した計算式の和が0.5をこえることによって、言葉は良くありませんが、
実際に狙った企業を買収した時点で回収出来ます。
特にアメリカでは、IPOよりもM&Aのほうが好感されていますので、
今後は日本でもM&Aの方が評価される日が来るかもしれません。
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