読売新聞の記事によりますと、自動車生産台数でついにトヨタ
自動車がゼネラル・モーターズ(GM)を抜き世界一となりました。
日本人として今回トヨタが1位となったことは喜ばし反面、GM
が2位に後退したことで、米国経済の衰退を如実に表している
ようで、今後のことを考えますと複雑な気分です。
内訳についてですが、トヨタ側は傘下にある日野自動車、ダイ
ハツ工業を含めた07年の世界全体での生産台数は前年比5.3
%増の949万7754台となっております。
しかし、一方のGMはは1.1%増の928万5000台となり、トヨタは
来年以降も新興国市場を中心に積極的に増産する構えにあるこ
とから、GMとの差はさらに開くことが予想されます。
ちなみに、読売新聞の記事では自動車業界にて首位が交代する
のは、76年前の1931年にフォード・モーターがGMに抜かれて以
来のことなので、その凄さが分るというものです。
これにより、1937年に創業して丁度70周年にあたるトヨタは、
70年の時を経て自動車の生産で世界一となりました。
トヨタは特に、ここ10年間での成長スピードは凄まじいものがあり、
事実、10年前のトヨタの生産台数はGMの6割程度と遥かにおよば
ず、GMは絶対的な地位を確立しておりました。
しかし、現在の海外生産拠点を継続的に拡大し、独自のブランド
戦略が功を奏して10年間で生産台数を大幅に拡大しました。
今後も日本企業の誇りとして成長が期待されます。
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