株式市場において、株価は基本的には企業業績動向で決まる
ものの、実際には株式相場において買い手と売り手がいなけれ
ば当然のことながら全く動くことはございません。
その仕組みは非常にシンプルで、実際の
株式相場にて買い手
が多ければ株価は上がります。一方、それとは逆に売り手の
方が多ければ株価は下がることになります。
この買い手と売り手の関係が株式需給といい、買い手や売り手
になる投資家は、個人投資家だけではなく、実にさまざまです。
例えば、事業法人や、金融機関(銀行、信託、生保、損保など)
投信等は機関投資家とよばれており、株式市場に限らず、様々
な金融市場で大きな力を持っています。
そして、郵貯、年金などの公的資金(信託に含まれます)外国人
投資家、証券会社の自己売買部門などもございます。
証券の自己は顧客の玉手当のための売買もあり、必ずしも全
てが純粋な株式売買とはいえません。
しかし、株式市場における影響力は非常に強いので機関投資家
が動く時には、相場は大きく変動することが少なくありません。
ですので、こうした機関投資家の動きを無視する事はできません。
過剰なまでに機関投資家の動きを警戒する必要もありませんが、
板情報をみながらまとまった注文が入った場合は機関投資家が
何らかのアクションを起こした可能性が高いです。
相場の様子を伺いながら売られるのか買われるのかを見極める
ことによって、大きな利益を得られる可能性が高まります。
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