先日、2000億円規模の融資を主要取引銀行を要請し、また債務株式化
の検討も視野に入れ始めていると報じられた経営再建中の日本航空ですが、
今度は双日や三井物産、伊藤忠商事など大手商社を引受先に計1000億~
1500億円の第三者割当増資を検討していることが明らかになりました。
繰り返しになりますが日本航空は、すでに金融機関に対して2000億円規模の
資本支援を要請をおこなったことが明らかになっております。
上述したことから、今回の件と合わせますと3000億~4000億円規模の資本
増強となる見込みです。
今回選定されることとなりました新たな増資の引受先となる商社は、すでに
日本航空と航空機の購入やリースなどで取引関係がございます。
また、発行するのは、議決権がない代わりに普通株より優先して配当を受け
取ることができる優先株となる可能性が高いとされております。
来月16日の株主総会までの合意を目指していることから、今後、主力取引
銀行などとの調整し、夏にも実施したい意向とされております。
しかし、これほどの規模の融資をさせておいて口を出させないという条件を飲む
融資先が現れるのか疑問は残りますが、なんとか再建に向けてよい条件で、
融資が受けられることを期待します。
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