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連結事業で会社の本当の収益が分る - 株式投資が分かる会社四季報活用入門





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連結事業で会社の本当の収益が分る


もし、これから実際に投資しようとされる企業を調べる場合は『連結
事業』を必ず確認してください。また、仮に連結決算を発表していな
い企業の場合には『単独事業』を確認して下さい。



『連結事業』欄は、直近決算期時点での主要事業の売上げの構成
比(売り上げ全体に占める各部門の割合)が掲載されてます。



それぞれの事業の売上高営業利益率(営業利益÷売上高×100)は
それぞれの事業の構成比の後のカッコ内にございます。


▲がついているのは、事業が赤字であることを示しています。


『連結事業』を見ると、その会社の主力とする事業がわかりますし、
個々の事業が実際のところ本当に儲かっているのかいないのか
といったことが一目でわかるようになっています。



たとえば、IT企業の『連結事業』をみると、各社とも事業の多角化が
進んでいますが、実際の収益性の柱は本業とされているIT関連で
はなく、不動産や、金融事業であったりします。



そして、これらを比較することで、ライバル関係にある同業者の得意
分野や弱い分野を知ることができます。



一方、メーカーでも品揃えなどの観点から行っている仕入れ販売は
利益率が低くなりますが、こうしたことも営業利益率を見れば比較的
簡単にチェックすることができます。



『連結事業』の後ろにあります『海外』の欄は何を示すかといいますと、
日本からの輸出や現地子会社が生産・販売した売上げの合計が全体
の売上げに占める比率(海外売上げ比率)です。


末尾にある数字は決算期で、いつのデータであるかを示しています。


記事欄の前半部分である業績事業は主として『連結事業』に基づいて
記載されています。上述したことから、業績を調べる際は『連結事業』
に目を通されることをおススメします。

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