実際に、企業が資金調達のために発行した
債券に対する返済
能力を示したものが格付けです。
将来、その会社の債券が債務不履行(デフォルトといいます)に
ならず、期限までに条件通りに主償還できるかどうかも表すもの
です。概ねどの機関もランクをABCの記号で示しています。
また基本的に格付けは企業の債務返済能力を示すものですから、
株価とは直接の関連性は全くありません。格付けは安全性をみる
もので、株価は将来性をみています。
そして、1997年の金融危機以降、株式投資のさいにいわゆる危険
な状態にある会社を見分けるための指標として重要視されてます。
財務体質が良好ならば返済能力も高く、格付けも高くなる仕組み
となっています。特に格付けを引き下げられた場合には、株価の
マイナス材料となることも多いです。
ですので、格付けが低い会社は注意が必要です。
一方で、米国市場にてサブプライム問題が浮上してからは格付
けの信用そのものが問われています。
大きく下落したローン債券を保障してもらいたいという声が聞こえ
てきそうなほど、損失は大きなものとなっています。
ですので、格付けだけを投資判断を下すための指標として利用
するのではなく、かならず他の指標と併用することで、長期投資
や低位株投資の参考にして下さい。
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