東北大震災から早くも3ヶ月が経過しようとしているわけですが、政界は混乱し、依然として
復興に関する政策が進んでいません。そうしたなか、確実に日本経済を蝕んでいるようで
して、政府筋から発表される経済指標も厳しい状況が数字に表れています。
「転載開始:レスポンス」
『震災影響で企業倒産が4か月ぶり増加…5月 帝国データバンク』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110608-00000018-rps-bus_all
帝国データバンクが発表した5月の全国企業倒産集計によると倒産件数は前年同月比
9.7%増の964件となり、4か月ぶりに前年を上回った。
東日本大震災の影響で東北地方が同68.8%増の54件と急増した。業種では、消費自粛
ムードの影響でホテル・旅館が20件、同85.7%増と急増した。
負債総額は同22.6%減の2356億6200万円で、2か月ぶりにマイナスとなるとともに、
今年最も低いレベルとなった。負債100億円以上の大型倒産は不動産賃貸の太陽
殖産1件のみで、大型倒産の沈静化傾向が続いたため。
倒産の業種別では、建設業、サービス業が大幅に増加する一方で、製造、小売、不動産
の3業種は前年を下回った。前月比で見ると製造業など2業種はマイナスとなったものの、
卸売業、運輸・通信業は大きく増加した。
主因別では「不況型倒産」の合計は813件となり、構成比は84.3%だった。前年同月と比べ
て1.0ポイント下回ったものの、24か月連続で80%台となっている。負債額別に見ると、
負債5000万円未満の倒産は473件、構成比は49.1%と約半数を占めた。
「転載終了:レスポンス」
東証2部や新興市場に上場している企業の倒産リスクは今後さらに高まることになりそうで
すので、中期的に投資する場合は十分経過する必要がありそうです。
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